株式会社 内田工務店

スタッフブログ

親方の独り言

2013年 03月 08日 (金)

 先日 愛犬エスが 亡くなった
 血管肉腫という 血管が次々に破裂して行くガンで
 発覚してから 約2ケ月弱の 闘病生活で 奮闘虚しく 逝ってしまった
 
 わしは 基本的に 犬が嫌いで
 それは 今でも続いていて 嫌いというか「怖くて」
 幼少期に でっかい犬に噛まれ 今も傷跡が残るほどの怪我で(6針縫った)
 それから以降 どんなに ちっこい犬でも 恐怖心が沸き
 その恐怖心が 犬にも伝わるらしく
 ポメラニアンやミニチュアダックスの様な ちびっこにさえ
 御施主さんとの 打ち合わせの際は その間中 ぎゃんぎゃん 吠えられ
 とても仕事どころでは なくなる
 
 犬嫌い(犬恐怖症)の わしが
 友達の紹介で 平成16年に ドッグラン山口新築工事の話に 加わらせて貰って
 タマホーム他 数社ある中で
 幸いにも わしの設計提案と見積もり金額を 採用して貰って 建てる事になる
 
 その時の「湯田不動産管理」の社長が 今の わしの 義理のパパで
 その時の専務が 今の わしの 愛妻で
 ドッグランを 造るきっかけが 先日 逝ってしまった エス だった
 
 建築途中
 何も無い 敷地に
 毎日の様に エスと一緒に 妻は 何も無いドッグランに 訪れ
 建て終わった後は 雨の日も風の日も雪の日も
 二人は ドッグランに 行ってくれた
 わしは わしが建てた建物を こよなく愛しており
 それを 大事に使ってくれる姿を見るのは 冥利に尽き
 建築終了後も 年に二回程度は ドッグランに 訪れていた
 ただ 犬嫌い(犬恐怖症)なので
 近づいてくる エスや その他の犬は 全て 悪魔の集団に 見えていた
 
 ドッグラン建築後 二年経過した頃
 専務(今の妻)を ゆうき(料亭)に招待し
 その時は 何の下心も無く 建てさせて貰って感謝の気持ちを伝え
 彼女の エスやドッグランに かける気持ちも 十分 分かり
 お互い 頑張りましょうね 位 だったのだが
 その 数ヵ月後 さゆたんのダンスの発表会が 湯田で有り
 発表会後 のぶりんとユキピ-とで飲んでて
 お~そういやあ 阿武さんは 近くって言ってたなあ と 突然思い出し
 電話すると もう9時を廻っていたと思うが
 即座に その場に参戦してくれて その後 急速に 付き合う事になり
 色んな事が あったが それは 今も続く色んな事を 抱えながらだが
 結婚する事になる
 
 彼女と結婚する と 言う事は
 もれなく エス が 付いてくる と 言う事であり
 最初は 枕元とは言え 「犬と一緒に寝る」のには 違和感が 有り
 慣れるまで 半年程度を要した
 徐々に 「エスは 犬の形をしているが 犬では無い」と言う 精神構造に変化し
 「エス以外の物体は犬だが エスは犬ではない」と言う 結論を得て
 枕元・足元 どこでだろうと 来たけりゃこいや と思うようになった
 
 そもそも 自営業を営む輩は 非常に 我儘であり
 横着で 人の言う事は聞かず
 会社員にも公務員にもなれないから 自営していると わしは 思っていて
 わしは そんな 横着な人間で
 人の言う事は聞かず
 基本的には 「わしの言う事を 聞いちょらあ ええんじゃ」と 言い切ってしまう所が有り
 競争心に満ち 負けず嫌いで 顕示欲が強く ギラギラしていて
 いっつも パンパンに 燃え盛っている様な人間なのだが
 
 そうだったのだが
 
 一美(妻)が いて エス(愛犬)が いて
 人生そんなに ギラギラせんでも ええんじゃないか そう 思い始め
 一華が 生まれ
 人の言う事も 正しい事が多々ある それは それで良くて
 わしは わしのままで ええんじゃないか
 無理無理 わしの思いに 他人を 付き合わせなくても
 わし自身 もうちょびっと 優しくなって もうちょびっと 人に寄り添って
 無理せず わしの思いに 賛同してくれる人だけで良いから
 楽しい人生を 送った方が ええんじゃないか
 そんな 考え方に 変化している
 
 エスは わしの人生観の半分を変えた犬となった
 
 人は 色々な人に合い 交わり 混じり合う事で 成長し 変わって行く
 わしの 基本根幹は 先代(父;修二)の人に対する情熱で
 仕事の基本根幹は AKi設計での 建築に対する姿勢で
 建てる事の基礎は H工務店での 何百人に及ぶ 建て主・技術屋との交流で
 エスは わしに 人との 「もう少しましな 交わり方」を 教えてくれた
 エスが いなければ 妻と結婚していようはずがなく
 一華 という 存在自体 成立しなかった
 不思議な犬 だった
 
 おとぼけで かしこい けど かなり馬鹿で
 従順だけど こすい所が有り 素直で 頑張る所も少し有り
 わしに とっては やはり「犬」では無く 人間でも無く
 とらえどころの無い 不思議な生き物だった
 家に帰って 食事しても 何時も居る場所に エスは いない
 わしは 男の子なので 簡単に泣きはしないが
 父親の遺体を 数百メートル 一人で車まで運んだ時も 泣きはしなかったが
 やっぱり 寂しいのだよ エス君や
 おまえは ほんに 変わった男じゃった 憎めず 愛すべき男じゃった
 エス 今まで ありがとう お前の御蔭で 一華は 生まれた

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 確定申告 まだ 手付かず
 甦町屋 舞龍祭間近
 「佇む家」「話す家」完成に向けラストスパート
 「はぐくむ家」結局 間に合わず 未完成のまま完成見学会に突入
 「日集いの家」もうすぐ着工
 「おかえりなさいの家」実施設計ほぼ終了 確認申請業務へと
 題意未定の新築物件 基本プランほぼ終了 もう一件は まだまだこれから
 リフォーム多数(十数件) 順次 打ち合わせ 着工へと
 来月より 勉強に 東京・名古屋へと 毎月のように通う
 
 日々 グチャグチャのスケジュールの中 なんとか 生きている
 わしは わし でしかない
 わしは 穏やかになって来たとは言え
 妻に言わせると 「常軌を逸した」考え方・行動 の 持ち主 らしい
 わしも 「わしは おかしい」 と思っている
 じゃから わし で これが 内田という 人間なのだ
 わしは 命ある限り この舞台で 生きて行く
 
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 3/30 地元菜の花祭りの会場 この陽気で 一気に菜の花が 咲き乱れて来た
 「佇む家」から 800mの所に有る 「梅林園」 物凄く綺麗で いい香りがする
 これから 建築の 「日集いの家」と「おかえりなさいの家」 必ず え~家になる
 

 

親方の独り言

2013年 02月 03日 (日)

 年も明け 既に 一ヶ月経ってしまった
 
 年末 12/31昼頃より 急激に体調を崩し
 水も飲めず(飲むと痛い) 当然 毎日の日課にしている ビールも飲めず
 飯も のどを通らず
 年越しソバは 激痛と戦いながら なんとか食べたが
 1/1も この状態は続き 1/2に病院に行くが インフルエンザでも無く
 結局原因は 分からず仕舞いで 正月休み間 なんだか飲めず食えず
 体調も ズタズタだった
 社会人になって 初めて 一週間の正月休みを取ったが なんだか寝てばかり
 今回の 原因不明の体調不良は 二週間続いた
 完成見学会(1/12~14)の時も まだ この体調不良は 引きずっており
 なんとか かんとか 乗り切った感は あるけれども
 一番の被害者は 一美と一華とエスで 体が元気でないと 何事も 上手く行かん
 
 さもあれ
 
 年も開け 今年も 走り始めている
 
  年明け早々の 8ケ月振りの見学会は
 新規の方 OBの方 予約して来て下さった方 全部で64組の家族が参加
 恐らく200名を超える人が この三日間で 「春来の家」に 訪れてくれた
 予約制だったので アポ無しの方の多くとは 話せていないし
 予約制にも関らず せっかく予約して貰ったのに 十分話せなかった人もいて
 改善すべき点は 多々あって
 十分に 「内田工務店の姿」を 分かって貰う形を もう少し模索しようと思う
 
 何度も繰り返しているので 今更なのだが
 「時間は命」で 「生きている と言う事」 は 「時間を消費している事」 そのもので
 「家を建てる・改装する」 と言う事は 「幸せな時間の種を蒔く」事だと思ってて
 人には それぞれ個性があり 人にはそれぞれ「合う・合わない」が あり
 「家」という 高額な物を手にする時
 「合わない施主と業者」が結びつく事ほどの不幸は無く
 合わないの者同士が 結びつく事は 時間の浪費と不幸を招く と 思ってて
 見学会は 「見合い」の様な物で
 「内田と手を取り合う事が出来るかどうか」判断してもらう場所で
 せっかく予約して貰っても あまり会話が弾まないのは 「合わない」証拠なので
 他の「合う建築会社」を 早く探してもらった方が良い
 そう 思っているので
 連絡希望の無い人に 内田から 「その後 どうですか?」と
 わしが訪問する事は一切無く
 見学会の案内を希望しない人には 一切 何のアクションも起こさない
 
 そんな時間が あるくらいなら
 今 建築している現場や 計画中の建物や OBの方々や 自分の勉強の時間に
 費やしたほうが良い と 思ってて
 「あ~ この人の家に 関ってみたいなあ~」と思わされる人が いても
 連絡希望の無い場合は 「じぇったいに行かん」と 決めている
 
 見学会に来て 不快な思いを して 帰られた皆様
 大切な時間を 使わせて貰って 申し訳ありません
 けれど 不手際・スタッフ不足 も 含めて
 これが 内田工務店の姿なので
 「無駄な時間を使ったなあ」と 諦めて下さい
 押しかけ訪問は 一切しないので ご安心下さい
 来ても 話せなかった方 次回は きっと3月にします
 案内は送りますので 是非 「予約の上」 来場下さい
 次回「はぐくむ家」は 好みは分かれるでしょうが
 Tさん家族にとっては 最高の家で 最高の出来栄えに 仕上がって行ってます
 開放型空間・南プロバンス風 が 好きな人には 「たまらない」家だと思っている
 
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 本日は 節分
 数年前から 基本は わしの代で 新築してくれたOBの方々に
 巻き寿司 を 配っている
 防府・山口・宇部を これから 飛び回る
 最低でも 一年に一度は 自分の建てた家には行きたくて
 なんか良い方法はないかなあ~ と 考え
 思いついたのが 巻き寿司配り
 年々 件数が増え 昨年より 自分一人では 配り切れなくなり
 昨年から 防府方面は大楽さん 山口・宇部方面は内田担当にしている
 わしは 「始めたことは 決して辞めない」のが 身上なので
 じぇったい 辞めん
 配り切れなくなってきたら 2/3は 休日にして
 井上・吉松・古賀の 棟梁三人衆も 配達要員になる所存である
 寿司が出来るのが 10:00で 秋芳ロイヤルを基点に 夜まで OB訪問を続ける
 
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 ああ 間に合わなくなってきたので この続きは
 また 明日か あさって
 
 
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 久々に 高校の同級生と 飲みに行った
 同じだけ生きているので
 話すと なんだか 安心感が ある
 もう 高校時代には お互い 「自分の形」は 持ってたんだなあ~
 なんか あの頃と お互い 「性根」は 変わってない
 また 嫌じゃなかったら 一緒に飲みたい
 え~奴 なんじゃよ こいつは

 

親方の独り言

2012年 12月 29日 (土)

 本日にて 今年の仕事は終了
 明日の 内田メモリアルゴルフ大会を 残すのみ
 
 今年も また 怒涛の如く 突っ走って来た
 毎年 変わって無い様で 微妙に やっぱり変わっていて
 
 年末 エスの病気入院が あり
 一華は 徐々に こまっしゃくれてきて
 棟梁三人衆の 意思統一が 進み 現場で 事細かに 説明する必要性が 薄れ
 工務店の 建築手法は 毎年 微妙に 「改善」され
 OB施主さんも 微妙に 増加し
 わし自身も また 一つ年を重ね
 甦町屋 自分が しゃしゃり出なくてはいけない 場面も 微妙に減り
 ちょびっとだけ タップは 上達し
 
 一年 終わっちまったよなあ~
 
 現在の 最大の関心事は エスの 容態
 わしを 含めて いつかは 生き物は わしの先代の住む世界へ
 旅立たねば ならないのだが
 やっぱり 近しい間柄になると どうあっても 抵抗したくなる
 出来る限りの 抵抗を 試みようと思っている
 
 
 35才で 独立して
 奇跡的にも 今まで 工務店を 続けてこられた
 命あらば 来年も このまま 突っ走れる
 再来年は 消費税の関係で どうなるか 全く分からないが
 わしが わしで ある限り なんとか なりそうな気が している
 
 自分のポジショニングを 維持するのは
 それは それなりに 大変で
 同じ所に 留まっているように 見えるのかも 知れないが
 同じ場所に いる事さえ
 変化し 前進し 重ねる事を 続けないと
 その場所にさえ 踏み留められんのだよ
 
 世には 永遠に続く物は 無く
 人間の命と比較して 長命な「建物」さえも 永遠では 無く
 それを 思うと 「一体 わしは 何を しちょるんじゃろうか」と 感じる事もあるが
 きっと わしの命は 巡り合った人と 関りあった人と
 同じ時間と同じ空間(場所)で 「楽しいね 嬉しいね なんだかウキウキするね」
 そんな状態を 造り出す為に わしの命はあるのだと
 無理矢理勝手に 思う事に していて
 無理無理 そうやって 自分自身を 落ち着かせている
 突っ走って 現在 脱力感
 今年一年 なんとか 走り通す事が 出来た
 
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 「春来の家」 ほぼ完成 完成見学会後 引渡し
 「はぐくむ家」 大工工事 ほぼ終了 内装仕上げに 来年より突入
 「佇む家」 シロアリ工事まで完了 あと4ケ月 コツコツ
 「話す家」 防水シート工事まで完了 年明け サッシ入れ
 「日集いの家」 来年より 実施設計に突入
 テーマ未定の物件 「陽向の家」に決定 なんだか ベタだが
 太陽の降り注ぐ 伸び伸びとした 平屋空間が出現する事 必至
 ワクワクする様な やすらぎ空間に 仕上げたい
 「おかえりなさいの家」 でもある こっちに しようか もう少し考慮
 
 「はぐくむ家」の 大工工事終了後 古賀君は リフォーム廻り
 「佇む家」井上さん担当 「話す家」吉松さん担当
 ここ数年で 棟梁三人衆は 内田の身代わり率70%程度まで グレードアップした
 「親方業に専念しろ」と 応援され
 現場ゴソゴソ仕事が減り めちゃんこ寂しい
 わし 机に座るの嫌いじゃもん
 
 先日 「春来の家」の 床を ワックス掛けしながら
 わし 何歳まで これ(←仕上げ掃除)出来るんじゃろうか
 この家族とも 色んな事が あったよなあ~
 可愛い娘(←春来の家)に 化粧を施し
 家族に引き渡す時を向かえ また一人(一軒)自分の分身を 世に送る
 何時だって 引渡しは 寂しいものでは ある
 
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 内田工務店IN秋芳ロイヤル クリスマスパーティー 終了
 年々規模が 微妙に大きくなっているので
 来年からは 協力業者パーティー OB施主様パーティーの 二部制に なりそうだが
 命ある限り 続けて行く
 一人タップショーと違い 今年はメンバー多かったので
 比較的 好評で 一安心
 手酌に来たのは6名
 今年は イタズラ描きは 無かったが パンツ引き裂き事件勃発
 毎年の事で もう 慣れてしまった

 
 
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 今年一年 巡り合わせて貰った方々
 皆さん お世話になりました
 ちょっと 休んで また 来年 突っ走ります
 皆様の幸せを 秋穂の地より 祈ってます
 
      内田工務店 親方 内田真一 
 
 
 

親方の独り言

2012年 11月 08日 (木)

 もう今年も 終了の時を向かえ
 12/8の 秋芳ロイヤルクリスマスパーティーの 段取りを している
 
 
 
 
 現在の所 総勢140名程度 宿泊室43室 全て埋まり
 もう これ以上入り切らない ギリギリの 収容人数と なった
 昨年と 違って
 甦町屋メンバーと 玉川プログループの 総勢34名が 今回はいないので
 なんとか なったなあ~ と 一安堵している
 
 今回は 自分の所属する タップ教室のメンバーの内 5名が 「出ても良いよ」
 と 言ってくれて
 あろうことか 金子先生まで 「踊ってみますか」と 言ってくれたので
 一昨年の 「一人押しかけ タップショー」と 違って
 まずまず 迫力のショーとなる
 金子先生が 人前で踊るのも 自分自身 見るのは初めてであるので
 どんな気合の入ったステージに なるのか
 我ながら ワクワクしている
 
 昨日 妻の「お情け」で 行かせて貰った タップの練習で
 金子先生と デュオで リバーダンス踊ったが
 やっぱり 上手い人と並んで踊ると 踊ってて 非常に気持ちが良い
 「お~ そう来たか」 「ならば わしは こう踏んでみようか」
 「ふむふむ 今度は そうか」 「合いの手は こうじゃ」
 会話の様で めちゃくちゃ楽しい
 なんだか 自分自身 上手くなった錯覚に 陥ってしまう
 
 この タップチームの 秋芳ロイヤル公演は
 一年前から 暖めてきた構想だったので
 あとは 念入りに ステップの仕上げをして
 当日 わしの事を 常日頃から ないがしろに している協力業者の面々に
 目に物見せてやる だけの作業が残っている だけになる
 
 昨年は 「内田さん一年間 お世話になりました」の手酌を
 申請してきた「愛い奴」は 4名のみ だったので
 今年は この「目に物=タップショー」で 所得倍増
 8名の 「手酌=愛い奴」を 目指す事にする
 
 協力業者・OB施主の方々・建築中の人 入り乱れての
 年に一度の 内田工務店の「祭り」となる
 みんな み~んな 笑顔で
 「光に包まれた 同じ時間」を 味わいたい
 
 
 わしゃ この ひと時の 為に 工務店 やっちょるのじゃよ
 
 
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 「はぐくむ家」コツコツ中 ようやく床板の 仕舞いが 終了に差し掛かり
 壁・天井の仕舞いに入る
 問題の輸入建具の納まりがあり
 極めて特殊な照明器具の選定があり
 今回の床・壁・天井は 基本的に無塗装なので
 完璧な養生が必要で 板のワックス掛けは 蜜蝋入りのワックスとするので
 中々に 難儀な仕事が まだまだ残っている
 もう これは もう Tさんならでは
 Tさんしか建てられない「至極の作品」に
 成長して行く事は 請け合いの一品となる
 
 「春来の家」玄関床&床の間&作り付け仏間 作業に 突入
 ここまで 順調に 仕事を進めて来た 担当棟梁吉松さんの 手がピタリと止まった
 数回打ち合わせを 吉松さんと重ね
 ほぼ「原寸」の 図面を作成し
 吉松棟梁の腕に 下駄を預けた状態
 結構シビアな納まりなので やらかしてしまうかも知れんが
 ケツは わしが持つので
 納得で出来るまで 挑戦して欲しい
 なんだか 可愛い我が子 の 奮闘を見守る 父親状態では ある
 本格数奇屋の この家
 見学会を 急遽開かせて貰う事になり
 9ケ月振りの 完成見学会となる
 H24/1/12・13・14予定で またも「予約制」の 完成見学会
 わし自身 「春来の家」に 行く度に 「え~家出来るなあ~」と 楽しみであり
 「なんと 物凄い事に なっちょるんじゃろうか」と 震えが来る程の 出来栄えであり
 平屋の しかも和風 が 個人的には好きな人間なので
 わしの魂に 響いてくる作品と なっている
 自画自賛も 極まった このHさんの為の「春来の家」
 今月下旬より 仕上げ工事に突入
 
 「佇む家」「話す家」 確認申請終了
 基礎着工からスタート
 
 今月末 「佇む家」上棟
 川の ほとりに 凛として建つ Mさん夫婦の終の住家を 丁寧な仕業で 仕上げたい
 
 
 一昨年前に手掛けた「想う家」の外観に 登り梁 を 施し
 「これでもか」ちゅうくらい スンバらしいオーディオルームを 造って行く

< div> Mさんに ついては

 今 設計中のKさんとの 遠い繋がりが 発見され
 萩と防府で 内田工務店を通じて 偶然繋がったのも 何かの縁で
 はあ こりゃあ 悪い事は 出来んもんじゃ と
 嬉しい 嬉しい 誤算のある家造りとなる
 
 来月頭 「話す家」上等
 なっちゃん と はる君 おじさんは 君らあの 笑顔に 参っちゃちょるんじゃよ
 おじさんは 決して 心から笑顔になれない 疾しい人間で
 世には 様々な悪行があり 中々 まじりっけのない笑顔が出来る人間は いなくて
 おじさんが 会った人の中で
 なっちゃんの笑顔は一番で
 はる君の笑顔は二番なんじゃよ
 どこを どうしたら あの笑顔が 出来るのか
 おじさんは その君らあの笑顔の為に この家を 造ろうと 思うちょるんじゃよ
 お母さん・お父さん と 一緒に おじさん これから 頑張るけえ
 おっさんが どんな思いで 君らあの家を 造って行くか
 見守っちょって ちょうだいね 頑張るけえ
 
 題意未定の新築物件 題意決定 「日集いの家」 とする
 Kさんには コノ意味は 非常に分かると思う
 本当は 「日集い館」 または 「日留まる家」 と しようかとも 思ったのだが
 ちょっと 大時代的なので おだやかな題意にて
 まだ 計画中だが
 Kさん自身の 「家に対する想い」が 固まって行くにつれ
 その形が 決まって行く事になる
 
 秋穂水廻りリフォーム工事 コツコツ中
 様々な合間を縫って
 大島リフォーム・二島リフォーム・黒潟リフォーム・宮の旦リフォーム
 西天田大規模リフォーム計画 二島大規模リフォーム計画
 題意未定の 新築物件二件
 フル回転にて 日々 過ごしている
 
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 甦町屋 松政公演・共済苑・北九州公演 終了
 11/18は ひらかわ祭り 出演
 若は 相変わらず ええ青年で
 こんな青年が まだ おるんじゃ と 感心している
 この頃 一人一人の 踊りのスキル向上は 目覚ましく
 これからは キングないちょ と クイーン小枝 の様な
 「魅せる踊り」が 出来るかどうかが 鍵となる
 見ていて 「お~」と なる 仕草は 中々に 難しい物で
 キムヨナみたいに ただ 滑っている だけで 美しい と 感じる様な
 ないちょ&小枝 レベルにまで 皆の衆が達してくれれば
 わしの 甦町屋引退の時も 訪れる と 思う
 
 
 日々 コツコツ中
 重ねる生き方 しか わしには 出来ない
 
 写真は 「佇む家」 と 「話す家」 じぇったいに 「え~家」 に なる

 

 
  

親方の独り言

2012年 10月 03日 (水)

 「豊潤の家」の引渡しを 日曜日に終え
 まだ 若干の工事は残っているが
 今月中には Fさんの新生活が 「豊潤の家」にて 始まる事となる
 
 Fさんと 初めて会ったのは 「光と風の家」H23年6月完工の 見学会会場で
 基本的には 内田工務店は 山口市・防府市 といった
 車で30分圏内の所で仕事をしていて
 宇部では その可動距離を越えてしまうので
 完成見学会を開くのも 自分自身 乗り気でなかったが
 総務の 大楽さんの「山口・防府の人に見せる為にも ここで やった方が良い」
 と言う 助言を信用して 宇部・防府・山口に 広告を打った
 あの広告が なければ Fさんとは 一生会う事は なかった訳で
 人生は 巡り合せの 連続じゃなあ~
 
 あれから 一年三ケ月 ようやく 内田工務店の分身が 誕生した
 Fさんで なければ この家には ならなかった
 Fさん ならでは の 住まいが 完成した と 自負している
 「豊かな家庭」の 一助に この家が なれば
 わしにとって それ以上の 幸せは ないんじゃよ
 Fさんと一緒に 「え~家」を 造らせて貰った
 Fさん一家の幸せを 秋穂の地より 祈っている
 今回 工事中に 山口~宇部空港道路が無料化になり
 前に「夢見る家」を やった時に比べると 宇部は グンと近くなり
 宇部方面も苦では 無くなって来たのは事実で
 大楽さんの 言う事を聞いて 宇部で見学会を やって 結果的には 良かった事になる
 年寄りの言う事も たまには聞く耳を 持たんにゃ いけん もんじゃった
 
 「春来の家」コツコツ中 どんどん 「はあ こりゃあ どねえっ ちゅうんじゃ」 ちゅう位
 端正な佇まいの 数奇屋建築が 出来てきている
 数奇屋じゃから ちゅうて 断熱・気密 は ばっちり やっちょるので
 天井高さ 最大4.2mの 大空間でも 6帖用エアコン一台で ばっちり効く
 Hさん家族の為の快適な家に 必ず なって行く
 
 「はぐくむ家」上棟完了 コツコツ中
 空間は 何時もの 「内田工務店のやりかた」なので
 これまた 天井高さが5.3m あったりするが
 施主のTさんの 強い要望で 内部建具は外国製
 標準の桧床材は パインに変更
 もう 15年前に H工務店に居た時に建てた Nさんの家の変形構造で
 床は もう20年前に やったSさんの家の再現で
 懐かしい思いが ある
 断熱工法・建築技術は 日々 進歩しているが
 基本的な考え方は なんだか20年経っても 変わらぬ様で
 わしゃあ 進歩の無い人間じゃのお~ と 我ながら思う
 
 甦町屋 10/18松政 10/21共済苑 11/4北九州 11/18平川祭り
 新入社員の「若」は 未だに 「好青年」の 印象を受ける
 あまりに 好青年・フレッシュ過ぎて わしは 熟し柿なのだと 認識を深めている
 
 タップ 又 忙し過ぎて 行けない日が続く
 フィッカルフェスティバル11/25に 向けて え~加減に 始動しなければ
 間に合わん様に なってしまう
 
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 今年 夏辺りから
 愛妻が 趣味のソフトテニスで あろうことか 県代表に なってしまった
 二歳児の一華の 面倒を見なければ いけない場合が 急激に増え
 「子連れ狼」状態で 打ち合わせに一華を 同伴させたり
 現場作業中に 現場に 二歳児を放置したりする状況となり
 勢い 仕事・甦町屋・タップに 費やす 時間が減っている
 無理矢理 3時4時起きして 仕事を こなしているが
 もう暫く この状態が 続く
 今月は 妻はマスターズに 高知へと 旅立つ
 「しんちゃんも 一緒に来ればいいのに」と 言ってくれたが
 ふん わしは 死んでも おまえの 草履持ちには ならん
 わしゃあ サル じゃない
 親方様の草履を懐で温める 真似が わしに 出来る訳きゃあ なかろうが
 わしは 自称「親方」 なんじゃ
 
 日頃の 生活状況は どうあれ
 口先だけは 「一美さま」と へりくだっては いても
 じぇったいに 草履持ち には ならんけえ
 
 ひそかに ソフトテニス練習して 負かしちゃる(← とは 言っても 彼女は相当強い)
 いつか ぶちのめしちゃる(← とは言っても彼女がわしに文句は言ってもいいが 逆は禁止されている)
 
 実の所
 わしは 高校時代柔道してて
 怪我も多くて 実質丸一年しか柔道出来なかったが
 木村先生と言う バケモノの様に 教え方の上手い先生の御蔭で
 なんとか 県大会三位には 滑り込み
 県のインターハイ予選に出場したが 二回戦であえなく敗退し
 結局 県代表っちゅう人に なった事が無く
 かといって 大学で 柔道で上を目指す 向上心も無く
 じゃから ちゅうて 大学院で アカデミカルな一番を 目指す 向上心も無く
 「一番」と言う物を 経験していないので
 
 妻から 「しんちゃん お願いが あるんじゃけど」
 「なんなん どおしたん」
 「実は 勝ち進んで 県代表に なったんじゃけど 行かして貰える?」
 と 言われた時は
 もお 自分の事じゃ ないのに 非常に嬉しく
 「え~ぞ 行け行け 頑張れ」
 と 言った言葉に 嘘・偽り は 無く
 自分自身 自分の事じゃないのに 「建築」以外で 嬉しかった事は 久し振りで
 彼女自身 ずっとソフト
テニスを 続け 頑張って来た事は わしも 重々承知しており
 まあ ホンニ 嬉しかったのだよ
 これは 実の所 わしには 出来なかった これからも出来んだろう
 そういう事に対する 羨望なので あるなあ
 まあ ぶっちゃけ うらやましい のだよ
 
 じゃからと 言って 「草履持ちの絵柄」 だけには なりたくない
 この男心 分かっては もらえんじゃろうか
 
 「マスターズ終わったら 私のテニスの時間を割いて しんちゃんに タップ行かしてあげるね」
 って 言われるが
 タップ教室で たとえ一番に なったとしても
 山口県のタップ人口は20人に 満たんけえ
 ソフトテニス人口とは はあ 桁違いじゃけえ
 トホホホホ・・・・・ 
 
 やっぱ 羨ましいなあ・・・・・
 
 写真は 「豊潤の家」の 一コマ
 完成したら 自分自身 「いばる」為に
 「どうじゃ え~家 出来たろお」 と 妻と一華に 自慢する為に
 何時も 完成現場(引渡し直前)に 連れて行っている
 空威張りする自分に 時々 悲哀を 感じたりもする